イエローベースとブルーベースの考え方はどのように生まれたのか
多岐に渡っておりますシンシアカラーズの色のおはなし。話題があちこち飛んでしまうのがよいのか悪いのか、未だ不安なところではございますが、本日は少しお勉強モードでイエローベース・ブルーべースの起源についておはなししたいと思います。
もはや洋服やコスメを選ぶときの基本情報となったイエベ・ブルべ理論。その起源を紐解いてみましょう。
1.色をイエローベースとブルーベースに分ける
この黄と青の考え方をまとめたのは、ロバート・ドアというアメリカのデザイナーです。アメリカの美術学校の生徒だったロバートは、アルバイトで看板を描いていたときに、仲間内では常識のように用いられていた「看板の色をばらつきなく仕上げるには、それぞれのペンキに黄色を混ぜるか、青を混ぜるとよい」というテクニックに啓発されます。そして、1923年にブルーアンダートーンとイエローアンダートーンを基本とした調和論を発表します。
2.カラー・キープログラム
その後研究を重ね、1928年に「カラー・キープログラム」という色票のツールを開発。それは「キー1・キー2」の2つのグループのどちらかから基調色を選び、さらに他の色も同じグループから選ぶというものです。調和のとれるカラーコーディネートが簡単にできるこのシステムは大ヒットしました。
3.パーソナルカラーリストの誕生へ
その後もこのシステムは幅広く利用され、人を対象にカラーコンサルティングを行うパーソナルカラーリストの誕生へとつながります。生まれつきの肌や目、髪の色をその人自身の色としてとらえ、それらと調和する色を身に着けると印象がよくなるという考え方のベースとなるのです。
フォーシーズンの起源についてはまたあらためて。
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