ブライダル業界にパーソナルカラー診断は浸透してる?

カラーコンサル 色のおはなし 2024.07.25配信

調べてみた。はたしてブライダル業界にパーソナルカラー診断は浸透しているのか?

唐突ですが、最近ブライダルフェアの告知の中で「パーソナルカラー診断」という文字を目にする機会が増えました。これは気のせいなのか、それともちょっとしたブームなのか?

 

「ブライダル業界にもっとパーソナルカラーがもっと浸透してほしい!」と常日頃願っているシンシアカラーズとしましては、思い立ったが吉日ということで、あらためてGoogleとInstagramで、ブライダルフェアのコンテンツや各種特典としてどの程度カラー診断が提供されているのかをチェックしてみました。

 

調べるにあたり、「パーソナルカラー診断(カラー診断)」に掛け合わせたワードは、

 

「ブライダルフェア」「ブライダルフェスタ」「ホテル」「結婚式場」「プレ花嫁」「ウエディングドレス」「結婚準備」etc.

 

ゼクシィnetに掲載中のブライダルフェア(一部特典)を中心に、Googleとインスタにも検索をかけて目視で拾うというざっくりすぎる独自調査を実施。

 

実際に会場ベースでみてみると、直近のフェア(特典)としては全国エリア問わずで34施設ほど確認できました。開催頻度としては、フェアのたびに体験できる結婚式場もありましたが、開催日時限定、組数限定の施設が大半を占めました。

 

あれ? 思っていたほどではない…。34施設のうち、骨格診断とのセットが22施設。カラー診断と骨格診断いずれか希望の方を診断しますよというのが基本スタイルでした。

 

インスタの方は、意識高めのプレ花嫁さんやビューティ系のインフルエンサーさん、ブライダル事業者やカラーリストによる、<パーソナルカラーのいろは>や<シーズン別おすすめカラードレス>など溢れんばかりの情報量でした。

 

力を入れて編集加工されたポストも多く、勉強になる情報が多く拾えました。ただ、情報過多と言えば情報過多で、ちょっと知りたいだけという人にはシンドイかなとも。「なんかもう正解がよくわからない!」となってしまう方もいるやもしれません。

 

シンシアカラーズがお受けした企業イベントでいただくお声としては、「WEBのセルフ診断はやったことがあるけれど、リアルに体験するのは初めて!」というものが実は圧倒的に多いです。肌感覚の域を出ませんが、きっとプレ花嫁さんにおいても、同様の傾向があるのではないでしょうか。

カラー診断がブライダル業界に浸透しているようで浸透しきれない理由を考えてみた

パーソナルカラーの基礎知識は、ドレス選びだけでなく、会場コーデからブーケ選びまで、ウエディングに関するあらゆるポイントで使えます。似合う色を知ることで、会食披露宴のテーマカラーも決めやすくなるでしょう。

 

それほど色と深い関係のウエディングなのに、パーソナルカラーが浸透しているようで浸透しきれていないのは何故か。それはひとえに仕組みによるものと考えます。

 

一組のカップルに対する接客の仕組みを見ると、ひとりのウエディングプランナーが出会った日から結婚式当日までトータルで管理する一気通貫接客もありますが、最初の折衝は営業担当、結婚式の全体管理はプランナー、ドレスはスタイリスト、ヘアメイクはメイクさん、フラワーはフラワーアーティストというように社外も含めたチーム制で一組のカップルを支えるのがよくあるフォーメーションかと思います。

 

花嫁がパーソナルカラーをよく理解し、それを活かす術を知っている場合、花嫁自身が結婚式のプロデューサー的役割を果たすケースもあるでしょう。しかしながら、それができるのはやはり選ばれし者、意識高めのビューティ賢者に限られるのではないでしょうか。

 

花嫁は誰もが主役。本来であれば、リラックスして色の世界を楽しみながら、等しく美しくなっていただきたいものです。

 

ウエディングとは切っても切れない色の世界。花嫁を美しく見せるにも、ゲストをハッピーな気分にさせるにも、会場を美しく飾るにも必要な要素です。そう頭ではわかっていても、その仕組み上、現実には花嫁以外の誰かが色に関わる情報を通しで管理するという価値観は生まれにくいように思います。

シンシアカラーズの婚礼業界向けセミナー・社内研修

ウエディングに携わる方たちは実にさまざまなことを勉強されています。それは重々承知のうえで、シンシアカラーズとしましては、一人でも多くのウエディングプランナーさんに、パーソナルカラーはもとより色の知識をさらに掘り下げていただけたることを願っています!

 

そうすることで、自然と色に関する提供サービスも増えるでしょう。色の知識は何もカラーコンサルタントだけのものではありません。プランナーさんたちも十分に色を扱うプロとしての素地をお持ちのはず。色を集客に使うか、効果的な販促に使うか、美容として使うのか。多角的にその使い勝手が見えてくることと思います。

 

婚姻組数の減少により右肩下がりの婚礼業界。そんな中でも結婚式を前向きに捉えて下さる新郎新婦には、是非とも心に残る結婚式をあげていただきたいですよね。

 

目的やゴール等をお聞かせいただければ、私どもからも研修内容をご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

 

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