日本流行色協会（JAFCA）選定のトレンドカラー「ホライゾングリーン」のご紹介
皆さま、ごきげんよう。シンシアカラーズです。
日本のトレンドカラーを発信している一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA）は、毎年12月に「来年の色—メッセージカラー」として、翌年を象徴する色を発表しています。
単にその年に流行する色という意味ではなく、その年の人々の心や考えを表す色であり、「その時代の生活者の“気分”＝時代のムード」を敏感に反映する色。つまりは世の中にむけたメッセージカラーでもあります。
パントン社に引き続き、2025年日本流行色協会のトレンドカラー「ホライゾングリーン」は、皆さまの心にどのように映るでしょうか。
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【ホライゾングリーン Horizon Green】
・系統色名：モデレート・ブルーイッシュ・グリーン
以下、日本流行色協会による「ホライゾングリーン」の選定理由です。
世界では、自然災害や紛争など先の見通せない状況が継続しており、私たちの日常も危ういバランスの上に立っているような不安感が拭えません。自然災害があると地球の生態系への関心が高まります。自然の色と言えばグリーンが挙げられます。中でも青みを帯びたグリーンは、深い森の樹木、豊かな海、美しい珊瑚など、壮大な自然を想起させる色です。青みに、混沌とした時代を冷静に読むまなざしや、その先にある希望のイメージを重ね、青みを帯びたグリーンを2025年の色―メッセージカラーとして選定しました。
水平線は横の繋がりに例えられます。社会的な立場や、年齢、性別、さらには人や動物までも、ただ一つの命として、広く平等に繋げる線です。空の青と海のエメラルドグリーンが溶け合う水平線の色、「ホライゾングリーン」。どこまでも繋がる水平線を見つめるように、広い視野で先を見通す、落ち着いた中にも確かな希望を感じさせる色です。
■キーワード
水平線、地球、地平線、自然、森林浴、空気、ラグーン、環境、平和、静けさ、冷静に考える、確かな希望、シーズンレス、二面性、開けた視野、確信
すっと心が整うような「ホライゾングリーン」
青みを帯びたグリーンの「ホライゾングリーン」。落ち着きとともに、まだ見ぬ未来へのささやかな希望も感じさせてくれる色です。
パントーン社の「モカ・ムース」には優しく包み込むような“落ち着き”が、日本流行色協会の「ホライゾングリーン」には心が整うような“落ち着き”が感じられます。いずれも何かを強いることなく、心穏やかにしてくれる色ですね。
今年も残すところあと数日。これから迎える2025年が、今回ご紹介した２つのトレンドカラーが示すように、心穏やかに優しさと希望に満ちた一年であることを願っています。あらためて皆さまのご健康とご多幸をお祈りしつつ、本年のコラムを締めたいと思います。
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